Claude Code vs Codex 比較【2026】CLI型2強の料金・モデル・安全機構を一次仕様で
一次ソース検証型AIメディア編集部 ・ 監修: 依田 尚人
目次
「Claude Code と Codex、ターミナル型のAIコーディングエージェント2強のどちらを使うべきか」で迷う人が増えている。機能は似て見えても、課金・モデルの縛り・安全機構の作りは違う。
本記事は各社公式 docs・pricing の実ページ値だけに基づき中立に整理する。4ツール総合(Cursor・GitHub Copilot を含む)は「AIコーディングツール4種の総合比較」で扱い、本記事は CLI型2強に絞る。
結論:2強に万能の勝者はなく、既存契約・自動化方針・権限制御の好みで選ぶ。ターミナル中心で
CLAUDE.md・hooks で作法を固定し自動化やCIに組み込みたいなら Claude Code、すでに ChatGPT を契約済みで追加費用ゼロから始めたい・承認モードとサンドボックスで自律実行の範囲を細かく制御したいなら Codex が起点。どちらも単一ベンダーのモデルに固定される点は共通の前提だ。2026年6月16日時点・USD税別・変動しうる。
立ち位置の開示(中立性):当社は Claude 系のヘビーユーザーであり、Anthropic エコシステムの当事者です。だからこそ Claude Code を勝たせる構図にはせず、その弱点(単一ベンダーロックイン・別契約が必要な料金・無料ハードル)も Codex と同じ粒度で記載します。

| 軸 | Claude Code | Codex CLI |
|---|---|---|
| 提供元・モデル方針(単一ベンダー固定) | Anthropic 固定:opus=Opus 4.8/sonnet=Sonnet 4.6/Haiku 利用可 | OpenAI 固定:既定 gpt-5.5(他 gpt-5.4/gpt-5.4-mini/gpt-5.3-codex-spark) |
| 課金 | 独立サブスク:Pro 月 $20 (年 $17 )/Max $100 〜。Claude Code は Pro 以上に含まれ、Free 同梱は claude.com/pricing で要確認 | 独立プラン無=ChatGPT 同梱:Free $0 /Go $8 /Plus $20 /Pro $100 〜 |
| 安全機構 | 権限設計(hooks/許可制御)・CI組込(GitHub Actions/GitLab CI) | approval(untrusted/on-request/never)× sandbox(read-only/workspace-write/danger-full-access) |
| カスタマイズ | CLAUDE.md/skills/hooks/subagents | config.toml/approval_policy/requirements.toml |
| MCP | 対応 | 対応 |
価格・モデルは2026年6月16日時点・USD税別で、変動しうるため最新は各公式ページで確認してほしい(OpenAI 系は本体が bot 遮断のため developers.openai.com で裏取り)。
CLI型2強とは(定義)
Claude Code と Codex の共通点と立ち位置
Claude Code と Codex は、いずれもターミナル/CLIから動くAIコーディングエージェントだ。Claude Code は CLI を中心に VS Code・JetBrains の IDE拡張やデスクトップ/ブラウザでも使える(出典: S2)。Codex CLI は Rust製のターミナルCLIだ(出典: S4)。両者に共通する前提は、いずれも単一ベンダーのモデルに固定されること(Claude Code は Anthropic、Codex は OpenAI)。
本記事は CLI型2強に限定し、Cursor や GitHub Copilot は比較対象に入れない。4ツール総合は「AIコーディングツール4種の総合比較」を、自律実行する前提や仕組みは「AIエージェントとは」を参照してほしい。
モデル方針・課金の違い
モデル方針(単一ベンダー固定の中身)

Claude Code は Anthropic のモデルに固定される。エイリアス opus は Opus 4.8、sonnet は Sonnet 4.6 に解決し、Haiku も利用でき、プラン別に既定モデルが設定されている(出典: S1)。Codex は OpenAI のモデルに固定され、既定は gpt-5.5(ほかに gpt-5.4・gpt-5.4-mini・gpt-5.3-codex-spark[Pro 限定])(出典: S5)。
どちらも「他社モデルに乗り換えられない」というベンダー固定の不自由を抱える点は対称だ。マルチモデル切替が要件なら、本記事の2ツールではなく総合比較側を検討することになる。
課金体系の違い(独立サブスク vs ChatGPT 同梱)
Claude Code は独立サブスクで、Pro 以上に含まれ、Free プランへの同梱可否は claude.com/pricing で要確認だ(出典: S3)。Codex には独立プランがなく、ChatGPT のプランに同梱される(Business 従量・Enterprise/Edu 個別・API Key 従量)(出典: S7)。プラン別の価格は早見表参照。
ここで非対称が生じる。Codex は ChatGPT Free に同梱され無料で試せるが、Claude Code は Pro 以上に含まれ、Free 同梱が確認できなければ試用の入口で別契約が必要になる。Pro 同士の月額水準は近いものの、すでに ChatGPT を契約している人には Codex が追加費用ゼロで有利な場合があり、無料で触り始めるハードルは現状 Claude Code 側が高くなりうる(Claude Code 側の弱点だ)。
安全機構の違い
Claude Code の安全機構(権限設計・CI組込)

Claude Code は hooks による許可制御などの権限設計で、エージェントの動作に介入できる。git のコミットや PR 作成に対応し、GitHub Actions・GitLab CI へのCI組み込み、サブエージェントによるタスク分担もできる(出典: S2・S8)。これらは公式 docs で確認できる機能の事実であり、安全性が Codex より優れているという主張ではない。承認の粒度設計の思想は、次の Codex とは方向が異なる。
Codex の安全機構(approval × sandbox)

Codex は2つの軸を組み合わせて自律実行の範囲を制御する。承認モード approval_policy が untrusted/on-request/never の3段階、サンドボックス sandbox_mode が read-only/workspace-write/danger-full-access の3段階だ(Windows では elevated/unelevated の補助がある)。さらに組織は requirements.toml で never や danger-full-access を禁止し、危険な設定を組織ポリシーで封じられる(出典: S6)。承認とサンドボックスの掛け合わせで「どこまで自動実行させるか」を細かく制御したいなら、分かりやすい設計だ。ただし danger-full-access のような強い権限を許す設定は、組織が requirements.toml で封じない限り破壊的操作のリスクを伴うため、自律範囲を広げるほど設定の慎重さが要る点には留意したい(これは Codex 側の留意点だ)。
カスタマイズ・MCPの違い
カスタマイズの違い
両者は「作法(プロジェクト固有のルールや手順)をどう固定するか」の思想が異なる。Claude Code は CLAUDE.md(記憶)・skills・hooks・subagents で作法やエージェントの分担を宣言的に固定する(出典: S2)。Codex は config.toml・approval_policy・requirements.toml で、設定と承認ポリシーを通じて挙動を縛る(出典: S6)。記憶ファイルとサブエージェントで固めるか、承認ポリシーと設定ファイルで縛るかが分岐点だ。
MCP・外部ツール連携
Claude Code と Codex はどちらも MCP(Model Context Protocol)に対応し、外部ツールと連携できる(出典: S2・S6)。繋ぐ際はツールの権限と同意の管理が要点になる。Claude Code での MCP 連携の具体的な手順は「Claude Code と MCP の連携手順」で扱っている。
用途別の選び方
結論で示した起点を、判断材料ごとに整理する。優劣ではなく「何を重視するか」で分岐する。
自動化・CI重視/既存ChatGPT契約を活用したい

自動化・CI組込が判断材料になる。git コミットやCIへの組み込みを前提に作法を固定して回したいなら Claude Code、追加コストなしで小さく試したいなら ChatGPT 既契約を活かせる Codex、という分け方だ。
権限を細かく制御したい/モデル選好・ロックイン許容度で決める
権限の細かさ・モデル選好・ロックイン許容度が次の判断材料だ。承認とサンドボックスの段階制御が要件なら Codex の作りが向く。最後はベンダー固定の許容度、つまり OpenAI と Anthropic のどちらのモデルに固定されてよいかで決めるのが現実的だ。
まとめ
Claude Code と Codex は、料金体系・モデル方針・安全機構・カスタマイズで性格が分かれる(詳細は早見表参照)。どちらも単一ベンダー固定である以上、優劣ではなく既存契約と権限制御の好みで選ぶのが結論だ。4ツール総合は「AIコーディングツール4種の総合比較」を参照。
自社の開発体制に合うツールを整理したい方へ
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出典・参考
- Claude Code モデル設定(エイリアス opus/sonnet・既定モデル・Haiku/参照2026-06-16時点) https://code.claude.com/docs/en/model-config
- Claude Code 概要(CLI/IDE拡張/デスクトップ・ブラウザ・CLAUDE.md/skills/hooks/subagents/MCP・サブエージェント/git/CI/参照2026-06-16時点) https://code.claude.com/docs/en/overview
- Claude 料金(Pro 月$20・年$17/Max $100〜・Claude Code は Pro 以上/参照2026-06-16時点) https://claude.com/pricing
- OpenAI Codex CLI(Rust製ターミナルCLI/参照2026-06-16時点) https://developers.openai.com/codex/cli
- OpenAI Codex モデル(既定 gpt-5.5・gpt-5.4/gpt-5.4-mini/gpt-5.3-codex-spark/参照2026-06-16時点) https://developers.openai.com/codex/models
- OpenAI Codex ローカル設定(approval_policy/sandbox_mode/requirements.toml/参照2026-06-16時点) https://developers.openai.com/codex/local-config
- OpenAI Codex 料金(独立プラン無=ChatGPT 同梱:Free $0/Go $8/Plus $20/Pro $100〜/参照2026-06-16時点) https://developers.openai.com/codex/pricing
OpenAI 系の openai.com 本体は bot 遮断のため、上記は developers.openai.com で裏取りした実ページ値です(確認日2026-06-16)。
よくある質問
- Q. Claude Code と Codex はどっちを使うべき?
- 万能の勝者はありません。ターミナルで自動化・CIに組み込み `CLAUDE.md`・hooks で作法を固定したいなら Claude Code、すでに ChatGPT を契約済みで追加費用ゼロで始めたい・承認/サンドボックスを細かく制御したいなら Codex が起点です。既存契約と権限制御の好みで選ぶのが現実的です。
- Q. Claude Code と Codex の料金はどちらが安い?
- Claude Code は独立サブスクで、Pro が月 **$20** (年契約で実質月 **$17** 相当)・Max が **$100** 〜です。Claude Code は Pro 以上に含まれ、Free 同梱は claude.com/pricing で要確認です。Codex は独立プランがなく ChatGPT に同梱され、Free **$0** /Go **$8** /Plus **$20** /Pro **$100** 〜です。ChatGPT を既に契約していれば Codex は追加費用ゼロで使える場合があり、Claude Code は Pro 以上の別契約が必要です。いずれも2026年6月16日時点・USD税別・変動しうる値です。
- Q. Claude Code と Codex はどのモデルを使う?
- Claude Code は Anthropic 固定で、`opus` が Opus 4.8・`sonnet` が Sonnet 4.6 に解決し、Haiku も利用できます。Codex は OpenAI 固定で、既定が gpt-5.5(ほかに gpt-5.4・gpt-5.4-mini・gpt-5.3-codex-spark[Pro限定])です。両者とも単一ベンダーのモデルに固定されます。
- Q. Codex の承認・サンドボックスの仕組みは?
- Codex は承認モード(untrusted/on-request/never)とサンドボックス(read-only/workspace-write/danger-full-access)を組み合わせて、自律実行の範囲を制御します。さらに組織は `requirements.toml` で never や danger-full-access を禁止できます。
- Q. Claude Code と Codex は MCP に対応している?
- 両者とも MCP(Model Context Protocol)に対応し、外部ツールと連携できます。Claude Code は `CLAUDE.md`・skills・hooks・subagents、Codex は `config.toml`・`approval_policy`・`requirements.toml` でそれぞれカスタマイズします。MCP連携の手順は別記事で解説しています。
出典・参考資料
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